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 3月31日に運行を終えたJR三江(さんこう)線(108・1キロ)が1日、国土地理院のウェブ地図「地理院地図」から削除された。ラストランの終了から3時間余り。ネット上では「仕事が早い」と称賛する意見がある一方、さっそく地図上から姿を消したことに寂しさを募らせる人もいる。

 島根県江津(ごうつ)市と広島県三次(みよし)市を結ぶ三江線は、山陰の山あいを走り、住民の足として利用されていたが、最近は利用者が減少。3月31日午後9時51分、江津駅に到着した列車を最後に運行を終えた。

 地図からは、翌4月1日午前1時までに線路と駅名が削除された。国土地理院によると、高速道路など公共性の高いものは、供用開始や廃止後に速やかに反映しているという。

 ただ、運行を終えても、線路自体は残っている。岡山市に住む鉄道ファンの森慶太さん(27)は「役目を終えた線路だから仕方ないと思うが、地図上から痕跡さえなくなることはファンとしては寂しい気持ちです」と話す。(石倉徹也)