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 大相撲の大砂嵐(大嶽部屋)が3月に不祥事で引退したことで、小山町がショックを受けている。しこ名が「金太郎」という縁で、「金太郎生誕の地」をうたう町が観光大使に任命し、春祭りに毎年招待していたのが、今年は予定の変更を余儀なくされた。会場の公園には相撲場も新設したばかりで、お披露目前に「主役」を失ってしまった。

 エジプト出身の本名アブデルラフマン・シャーランさんのしこ名「大砂嵐金太郎」は、昔話の「足柄山の金太郎」の力持ちのイメージから名付けられた。小山町では2014年、町のPRにつなげようと、町民らから130万円の寄付金を募って金太郎とクマの絵をあしらった化粧まわしを制作して贈呈。翌15年には、町として初めての観光親善大使に任命した。

 金太郎の生家があったと伝わる金時公園での「富士山金太郎春まつり」にも、14年から毎年招待。大砂嵐は部屋の若手力士を引き連れ、特設の土俵で子どもたち相手にぶつかり稽古をしたり赤ちゃんの泣き声を競う「泣き相撲」で行司を務めたりして、祭りを盛り上げてきた。町商工観光課によると、祭りの人出は以前より3割以上も増えた。

 今年は金時公園をリニューアル…

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