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 福岡空港で3月24日、着陸直後のピーチ・アビエーション機(エアバスA320型)の前輪がパンクしたトラブルで、同機のステアリングの部品からピンが抜け落ち、操縦士のステアリング操作が前輪に伝わらない状態になっていたことがわかった。国の運輸安全委員会が2日に発表した。

 機体が滑走路で止まった際、前輪は横向きの状態だった。同委が調べたところ、車のハンドルに当たるステアリングの操作を車輪に伝える「トルクリンク」という部品からピン(長さ約12センチ、直径約2センチ)が外れ、操作が利かない状態になっていた。ピンは福岡空港の滑走路に落ちていた。

 ただ、ピンを固定するボルトやナットなどの六つの部品は、福岡空港や出発地の関西空港の滑走路からも見つからなかったという。同委はピンが脱落した原因や経緯を調べる。

 また、国土交通省は同委から3月30日に報告を受け、同型機を所有する国内の航空6社に対し、前輪のピンやボルトに不具合がないか確認するよう指示を出した。(伊藤嘉孝)