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 瀬戸内海の島にある元ハンセン病患者たちが暮らす国立療養所3園の世界遺産登録などを目指すNPO法人の事務所開所式が3日、瀬戸内市邑久(おく)町虫明の邑久光明園であった。同市から出向した職員が事務局長として専従し、運動の広がりに一役買う。

 開所式には、1月に県から認証を受けたNPO法人「ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会」の理事を務める長島愛生園入所者自治会の中尾伸治会長、光明園入所者自治会の山本英郎副会長らが出席し、かつて光明園の入所者自治会館だった建物を改装した事務所前でテープカットをした。中尾会長はあいさつで「一つの城ができた。今は小さいが、ますます大きな会になることを祈っている」と話した。

 事務局によると、NPO法人には年会費を払えば誰でも会員として参加することができ、会費などを運営費用の一部に充てる。3日現在で総会の表決権がある正会員は42の個人・団体、応援会員は100の個人・団体に上っているという。(雨宮徹)