拡大する写真・図版 東京の家1軒付きのホームラン賞に鼻息の荒いバレンティンと青木(左)

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 本塁打はプロ野球の華。3日に本拠開幕戦を迎えたヤクルトの神宮球場では、不動産業を展開する「オープンハウス」の看板に直接、球を当てたヤクルトの選手に「東京の家」1軒(上限金額=非公開=以内なら、土地付きも可)を贈るホームラン賞が出る。今季からは看板が二つ増え、昨季はリーグ最少の95本塁打で最下位に沈んだ選手たちの目の色も違う。

 オープンハウスは2季前から「夢の企画」として、バックスクリーン上部にある同社の看板広告に当てたら同様の「ホームラン賞」を贈っていたが、直線距離で約160メートル先にある看板にぶつけた選手はこれまでなし。昨季は球団マスコット「つば九郎」の懇願に応じて、1試合で9回27奪三振を達成した投手にも東京の家1軒を贈る賞を新設したが、こちらも達成者はいなかった。

 そこで、トップスポンサー契約を結んだ今季からはバックスクリーン下の左右にも看板広告を掲げることになり、「ホームラン賞」のチャンスが広がった。こちらは飛距離にして約140メートル。2013年に60本塁打の日本記録を打ち立てたバレンティンは「去年の看板に当てるのは無理。今年の看板は、だいぶ近くなったので当てやすい」と鼻息が荒い。大リーグから7年ぶりに復帰し、「つなぎの4番」として期待される青木も「近くなってチャンスがある。狙いたい」。

 同社の担当者は「昨季は最下位だったので、今季は看板を狙って本塁打を一本でも多く打ち、勝って欲しい」と話している。(笠井正基)