[PR]

 陶工たちがろくろ回し、作品づくりの早さと技を競い合う「カーミスーブ(甕(かめ)勝負)」。やちむんの町・壺屋(那覇市)に戦前から伝わる行事で、陶工の技量向上や地域の祭事、娯楽として親しまれてきた。勝負で作る器物には、今は珍しくなったしまくとぅばが、残る。壺屋陶器事業協同組合顧問で沖展会員の島袋常栄さん(74)に、カーミスーブで使う言葉を聞いた。

 「カーミースーブ、アランヨー(亀の勝負ではないよ)」。島袋さんは、冗談を交えながら、歴史を説明した。カーミスーブは、戦前から行われており、旧暦9月9日の重陽の節句(菊酒)に健康長寿や壺屋の発展を願った。と同時に、陶工の技量を高め、民衆の娯楽でもあったという。

 カーミスーブは陶工をまとめる年長者が、各窯元に呼び掛け、技量が同等の陶工を選ぶことから始まる。紅白2組に分かれたリレー形式。陶工は、ろくろで作品を仕上げると、15~20メートル離れた台に走って作品を置く。走ってろくろに戻ると、次の陶工と替わる。こうして、10種の器を作り、早さと技を競う。観衆は、ドラや太鼓をたたき、勝負を盛り上げた。

 島袋さんはカーミスーブを「や…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら