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 1980年代のアイドル歌手、岡田有希子さんは18歳で命を絶った。今年、三十三回忌を迎えたが、愛知県の墓には毎日、ファンからの花が供えられる。ラジオ番組や絵画の中……。「ユッコ」は今もなお、人々の中に息づいている。

 命日の8日昼、岡田さんが最期を迎えた東京都新宿区のビル前で、男女のファンが次々と花を手向けた。「もくとーう」。大きなかけ声にあわせて約200人が静かに手を合わせた。神奈川県藤沢市の大学4年の女子学生(22)は昨年に続き参加した。80年代のアイドルに関心を持って動画配信サイトを見ていたが「どのアイドルよりもかわいい」とファンに。「他にもファンがいるとこの日が一番実感できる」と語る。

 手向けられた花は今年も、その日のうちに岡田さんの墓がある愛知県愛西市の成満寺に運ばれた。8日夕、ファン50人以上が集まって法要が営まれた。住職(75)は「三十三回忌となると、人は減る。岡田さんの場合はやるたび増えていく。彼女は、皆さんに、これだけ慕われているんですね」と語った。

 名古屋市で育ち、高校1年の84年にデビューした岡田さんは、日本レコード大賞最優秀新人賞の受賞など歌手や女優として活躍。だが、86年4月8日に自殺した。後追いする若者が相次ぎ、「ユッコ・シンドローム」という社会問題にもなった。

 「ショッキングな死のせいで彼…

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