神事用大麻の栽培、三重県が認可 盗難対策など評価

堀川勝元
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 しめ縄などに使う神事用大麻の栽培許可を求めていた団体に対し、三重県は5日、栽培を認める決定を出した。申請は不許可となった一昨年に続き2度目で、合理的な必要性や盗難対策といった条件を満たしていると県が判断した。

 大麻栽培には、大麻取締法の規定で都道府県からの免許が必要となる。今回、許可されたのは神社関係者らでつくる「伊勢麻振興協会」(三重県伊勢市)。県や協会によると、県内の多度大社(桑名市)と椿大神社(鈴鹿市)の神事に供給する目的で伊勢市内での栽培を計画している。

 協会は「国内の栽培農家数は減少しており、県内の伝統的な神事を守るため、大麻を県内で栽培する必要がある」などと主張。県は、防犯カメラや高さ2メートル以上の柵を設置するなどの盗難対策も評価した。

 厚生労働省によると、大麻栽培の許可免許を持つのは栃木や岐阜、滋賀など12道県で37人(2016年12月末現在)。(堀川勝元)