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 3月、朝日新聞生活面の投書欄「ひととき」(東京本社版)に、お子さんの卒園を前にした神奈川県相模原市の岡村絵美さん(38)から投稿をいただきました。長男の明槻(あつき)君(6)が通っていたのは、障害児の「療育」を専門にする施設です。障害のある子どもを育てる不安でいっぱいだった絵美さん。ここで過ごした3年間は、息子の存在を全面的に肯定することを教えてくれた貴重な時間でした。

一緒に成長できたね (3月21日掲載の「ひととき」)

 3月26日、6歳の息子は卒園式を迎えます。発達に遅れがある子どもを受け入れ、療育をする「第一陽光園」は息子たちが最後の卒園児となり、休園します。

 思い返せば2歳の時、市の臨床発達心理士さんから「すぐに陽光園に」と言われたのが園との出会いでした。初めて訪れた園は暗く見えました。その頃、言葉が出ない、視線も合わない息子に知的障害があるとわかり、「障害」という言葉の重みにショックを受けたことをよく覚えています。将来が不安になり、息子がしゃべっている夢を見ては朝起き、現実に戻され、泣いてしまう日々でした。

 しかし入園後は、自分の心がどんどん晴れていきました。同じ思いをわかちあえるママたちとの出会い。環境の変化にとまどう息子に「いつもと違うことがわかってるね」と明るく接してくれた先生方。最初の頃は泣き叫んでいた息子も、今は喜んで教室に入っていきます。私自身、福祉に関する知識が増え、考え方の幅が広がりました。入園し、親子ともにたくましく成長できた3年間でした。

 暗く見えていた園も、今ではキラキラ輝いて見えます。たくさんの愛情をありがとうございました。

相模原市

岡村 絵美

パート 38歳

明るく声がけしてくれた保育士たち

 「おめでとう!」「これからよろしくね」。4月5日、相模原市にある県立相模原中央支援学校の入学式。絵美さん親子が校内に入ると、大勢の職員が出迎えた。

 大きめのスーツに、真新しい上履き。明槻君の手を引く絵美さんは、晴れやかな笑顔を浮かべる。ただ、そんな絵美さんにも、以前は自然に涙がこぼれてしまうような日があった。

 絵美さんが明槻君の障害を意識…

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