【動画】復元した熊本城のしゃちほこの設置作業が始まった=熊本市提供
[PR]

 2016年4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城(熊本市中央区)で6日、復元したしゃちほこの設置作業が始まった。今後、天守閣にしっかりと固定するための調整を続け、据え付けは28日にも完了する予定だ。

 時折強い雨が降るなか、作業員らが、2体のしゃちほこの尾筒や胸びれにロープを巻き、慎重にクレーンで引き上げた。大天守最上階近くの高さ約40メートルの足場まで運んだ後、屋根に固定するために、突き出た柱としゃちほこに開けた穴がぴったり合うように削るなどした。

 熊本城は地震により、天守閣の瓦やしゃちほこが落ちたほか、石垣が約50カ所で崩落する被害を受けた。市は19年度中に大天守の外観を復旧させる計画を立てている。最上階の瓦ぶきやしっくいによる固定がほぼ終わったため、今回の設置作業に入った。(神崎卓征)