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 「ない」とされた自衛隊のイラク派遣時の日報が、陸自に続き、空自でも見つかった。防衛相が発した探索指示を省内と自衛隊に徹底させることができず、シビリアンコントロール(文民統制)を利かせられなかった政治の責任は重い。

防衛相、異例の訓示

 6日夕、防衛省11階の大臣室。小野寺五典防衛相は事務方トップの事務次官や「制服」を束ねる4幕僚長ら幹部約20人を緊急に集め、こう強調した。

 「防衛省・自衛隊の危機的な状況。私同様、危機感を持ってこの問題に取り組まなければならない」

 その直前には約1千人の幹部職員を講堂に集め、異例の訓示を行った。

 「全国の隊員諸君」と呼びかけ、約25万人の自衛隊員に向かって「文書が適切に管理されているか、もう一度確認していただきたい」と訴えた。音声は防衛省内に流れ、全国の各部隊でも中継された。

 小野寺氏がここまで危機感を抱くのは、昨年2月に当時の稲田朋美防衛相がイラクの日報について「見つけることはできなかった」とした国会答弁の整合性が問われる事態というだけではない。稲田氏がその後、省内に探索の指示をしながら、陸上自衛隊は1カ月後に見つけたのに報告せず、航空自衛隊にも結局存在していたこと。大臣が把握したのは、指示から1年以上も経過した後だったという事実の深刻さだ。

 防衛省の内部部局では大臣官房…

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