富士「黒白フィルム」販売終了へ 80年超の歴史に幕

内藤尚志
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 富士フイルムイメージングシステムズは6日、白黒写真用の「黒白フィルム」の販売を終えると発表した。需要がプロ写真家や愛好家に限られ、生産コストをまかなう販売量の確保が厳しいと判断した。生産はすでに終了。国内での販売は今年10月の出荷分までとし、海外でも順次とりやめる。

 同社によると、黒白フィルムの生産・販売は1936年に始めた。高度経済成長とともに写真文化が広まって主力商品に成長。だが、カラー写真の普及やデジタルカメラの台頭で販売量が急減。国内の市場規模はピークだった65年ごろの1%以下に縮んでいるとされる。商品数も減り、富士フイルムでは「135サイズ 36枚撮り」「120サイズ 12枚撮り」だけになっていた。

 34年から生産を始めた黒白印画紙も同様に生産を終了し、販売は2020年3月の出荷分までとする。カラーフィルムの生産・販売は続ける。内藤尚志

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