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 6日午後3時45分ごろ、鹿児島県日置市東市来町湯田の民家の室内で、女性2人が倒れて死亡しているのを通報を受けて駆けつけた警察官が見つけた。別の部屋では男性1人が心肺停止状態で倒れており、病院へ搬送後に死亡が確認された。男性に殴られた痕があるなど3人の遺体に外傷があったことから、鹿児島県警は殺人事件と断定し、約70人態勢の捜査本部を設置した。

 県警によると、亡くなったのは、この民家に住む女性の長男の妻の岩倉孝子さん(69)=同県薩摩川内市天辰町=、岩倉さんの姉の坂口訓子さん(72)=同市平佐町=、現場近くに住む職業不詳、後藤広幸さん(47)。県警は3人を司法解剖して、詳しい死因などを調べる予定。一方、この家に住む女性と次男の行方は分かっていない。

 6日朝、次男の勤務先から長男に「数日出勤していない」と連絡があった。長男は岩倉さんに電話で民家へ確認に行くように指示。岩倉さんとも連絡が取れなくなったため、知人の後藤さんに安否確認を頼んだ。

 長男は6日午後2時50分ごろ、「弟や妻と知人と連絡が取れない」と日置署に通報。警察官が民家を訪れた際に遺体を発見。玄関は施錠されておらず、玄関近くの部屋の床で岩倉さんと坂口さんが倒れ、少し離れた部屋の床に後藤さんが倒れていたという。

 女性2人の遺体は死後硬直が始まっていた。3人の着衣に乱れた様子はなかった。県警は岩倉さんが坂口さんと一緒に民家を訪れ、後藤さんも含めて事件に巻き込まれたとみている。

 現場はJR鹿児島線湯之元駅近くの住宅街の一角。