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 北九州市若松区に国家戦略特区を利用したワイン醸造所ができたことを記念して、地元産のブドウで作られた「若松ワイン」を楽しむイベントが7日、同市小倉北区船場町の紫川河岸で開かれた。寒風吹きすさぶ「寒の戻り」となったが、ほろ酔いの来場者はグラスワインで体をほてらせた。

 醸造所をオープンさせたのは、同市若松区有毛の藤田佳三さん(38)。休耕地などを活用して醸造用ブドウの栽培を始めたが、ワインの醸造が認められる、酒税法が定める最低生産量に達しなかった。

 だが、市の特区申請が認められたことで最低生産量は3分の1の2キロリットルに下がり、藤田さんは2月に醸造所をオープン。5月からワインの販売を始めるよう準備している。

 この日は久留米市の醸造所に委託して作った2016年産の「若松ワイン」がボトル1本分、グラスで販売された。福智町から訪れた会社員津川忠和さん(66)は「果実味がしっかりしておいしい。女性が好きそうな味」と話した。(狩野浩平)