香川)こんぴら歌舞伎開催中

三島庸孝
[PR]

 八代目中村芝翫(しかん)さん親子3人の襲名披露となる今年の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が、琴平町の「旧金毘羅大芝居」(金丸座)で開かれている。22日まで各日2公演。

 襲名口上は、午前の部の「鞘當(さやあて)」劇中で。初日の7日、長男の四代目橋之助さん、次男の三代目福之助さんと並んだ芝翫さんは、現存する国内最古の芝居小屋とされる金丸座が好きだった父の故・七代目芝翫さんの思い出に触れ、「先祖の名を汚さぬよう、精進いたします」と述べて大きな拍手を受けた。

 徳島県上勝町の長木和子さん(74)は、4回目のこんぴら歌舞伎。「今回は口上を生で聞いてみたかった。堅苦しいのかと思っていたら、ざっくばらんで親しみを感じた。『鞘當』の(中村梅玉さんの)濡(ぬ)れ燕(つばめ)の衣装も素晴らしかった」と笑顔で話した。

 午前の部は、「鞘當」や妹の死が無実の罪だと知って禁酒を破ってしまう「魚屋宗五郎」など。午後の部は義経千本桜から「鳥居前」、「鎌倉三代記」など。S席1万6千円、A席1万4千円、B席1万円。問い合わせは事務局(0877・75・6714)へ。(三島庸孝)