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 5月末までに実現を目指す米朝首脳会談をめぐって、北朝鮮が米政府に対し「朝鮮半島の非核化」について協議する意思があると伝えていたことが分かった。米政府当局者が朝日新聞の取材に明らかにした。北朝鮮が米側に非核化の意思を直接伝えたのは初めてで、米朝首脳会談の実現に向けた動きが活発化しそうだ。

 米政府当局者は8日夕(米国時間)、朝日新聞の取材に対し、「米国は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が朝鮮半島の非核化について協議することに前向きであることを確認した」と答えた。米政府はこれまで韓国高官を通じ、北朝鮮側から非核化に取り組む意思を間接的に伝えられたものの、北朝鮮側から米国には直接の言及がないことから北朝鮮に真剣に非核化に向けた意思があるか疑念が膨らんでいた。米政府は今回の北朝鮮の意思伝達を首脳会談に向けた前向きなサインとして受け止めている。

 米メディアによると、米国、北朝鮮両政府の当局者は最近になって直接接触し、水面下で首脳会談の準備交渉を開始。米CNNによると、CIA(米中央情報局)が北朝鮮側の情報機関とのチャンネルを使っており、北朝鮮側からは平壌での首脳会談開催の打診があったという。ただし、開催地をめぐってはスウェーデンやモンゴルも意欲を示しており、決まっていない。(ワシントン=園田耕司)

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