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 中国商務省などは8日付で、大量破壊兵器などに軍事転用可能な物資について、北朝鮮向けの輸出を禁じ、即日実施すると発表した。禁輸は国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議に基づいているという。

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は3月末、中国を非公式に訪問し、北京で習近平(シーチンピン)国家主席と会談した。中国は金氏の訪中を歓迎してみせたが、国連の制裁に基づく対北朝鮮の禁輸措置については、粛々と進める姿勢を示したと見られる。

 中国が大量破壊兵器などに転用可能として北朝鮮への輸出を禁止するもののリストには、フッ素、硝酸、中性子や放射能、流体力学に関する計算ソフトウェア、質量分析装置などが含まれている。(北京=福田直之)