5日に82歳で死去したアニメ監督の高畑勲さん。東映動画(現・東映アニメーション)の同期入社でテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などを共に手がけた小田部羊一さん(81)、映画「この世界の片隅に」の監督で、高畑さんに学んだ片渕須直さん(57)が、アニメ界の巨匠をしのんだ。
高畑勲監督とその作品を思うとき、浮かんでくる言葉は「潔い」「媚(こ)びを売らない」「たくましい」、この三つです。
東映動画では同期。仲間は彼をパクさんと呼びました。初監督作「太陽の王子 ホルスの大冒険」で、パクさんは各場面のキャラクターの演技をどうするか、その心理を深く考え抜く。アニメーターにも深く考えることを求める。大変でしたがアニメーターとしての根性が出来ました。
自分の考えを押しつけはせず、民主的にアイデアを募り、有機的にまとめていく。それに応え頭角を現したのが宮崎駿さんでした。
「アルプスの少女ハイジ」と「…
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