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 小・中学校の9年間を一貫教育する「義務教育学校」が9日、県内で初めて井川町に開校した。同校であった開校式と入学式では、1年生24人が上級生261人や教職員たちに迎えられながら、新たな学校とともにスタートを切った。

 1年生は少し緊張した面持ちで、9年生に手を引かれて入場。鷲谷真一校長から「早寝・早起き・朝ご飯を大切に、毎日笑顔で登校してください」と励まされた。児童生徒会長の浅野光汰さん(9年)が「1~9年生のつながりを大切にし、新しい学校をつくっていきます」と宣言した。

 同校は町内唯一の小学校と中学校を閉校して新設された。義務教育学校は小中一貫のカリキュラムを採り入れた新たな仕組みの学校。同町では、児童や生徒が減り続ける中でも、社会性や人間性などを伸ばす工夫として約10年前から導入が検討されていた。

 同校関係者は「5、6年のうちから上級生の部活の様子を見られることは『中1ギャップ』を小さくすることにもつながる」と同校の効果に期待を込めた。(野城千穂)