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 厚生労働省が実施した2016年度の子どもの誤飲調査で、たばこによる事故が147件(約20%)と3年連続で最多だったことがわかった。大半は1歳前後の乳幼児でおきていた。厚労省の担当者は「床やテーブルの上など、子どもの手が届く場所にたばこを放置しないでほしい」と注意を呼びかけている。

 厚労省は全国のモニター病院の小児科から寄せられた家庭用品などによる健康被害情報を分析している。16年度は10施設から報告があり、誤飲は計728件。たばこに次いで医薬品・医薬部外品108件(15%)、プラスチック製品72件(10%)、食品類61件(8%)が多かった。

 たばこを誤飲した年齢は生後6~11カ月が73件と最も多く、12~17カ月の52件と合わせると125件。全体の85%を占めた。命にかかわる事故はなかったが、吐き気や嘔吐(おうと)を訴える健康被害が28件で最も多かった。

 たばこを誤って口に入れた場合、水などを飲ませるとニコチンが吸収されやすくなる恐れがあるという。厚労省の担当者は「飲み物を与えず、直ちに病院を受診してほしい」と話している。(黒田壮吉