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 春日部駅西口の大塚家具春日部ショールームが9日、5月27日で閉店することが明らかになった。知らせる貼り紙などはなく、通常通り営業していた。春日部商工会議所の幹部は、朝日新聞の取材に「大打撃だ。他に言いようがない」と言葉少なだった。

 大塚家具の向かいにはイトーヨーカドー春日部店があり、日々買い物客が行き交う。「匠大塚」のある東口も含め、春日部駅周辺の中心市街地の活力低下は深刻で、駅周辺の鉄道高架化の計画も進んでいる。

 市幹部は「閉店は聞いていない。大塚家具はイトーヨーカドーなどとともに西口の商業核。大きな施設だけに影響は大きい。再開発計画も進んでおり、新たな活気を作っていかなければいけない」と驚きを隠せない様子だった。

 この一帯は、地権者や商店主らが準備組合を作って再開発事業の計画を進めており、大塚家具のある土地も再開発の施工区域に入っているという。

 この日、ガラス越しにショールームの中を見ながら、イトーヨーカドーに向かっていた市内在住45年の主婦(76)は、「私も商売をやってきたが、お客さんの姿が見られず、入りづらそうな感じだった」と話した。1度も店内に入ったことはないという。(加藤真太郎)