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 静岡市は10日、4月1日時点で保育施設に入れなかった0~5歳の待機児童がゼロになったと発表した。市の目標は「2018年度通年ゼロ」だが、育児休暇明けや新規就労などで今後、利用申し込みが増えるため、通年ゼロは難しいと見ている。

 市内には公私立計195の保育施設がある。これ以外に認可外施設が53施設(約1千人)ある。定員(認可外を除く)は昨年比1512人増の1万5158人。利用申し込みは昨年比552人増の1万3323人、実際に利用できたのは1万3225人で、差し引き98人が利用できなかった。内訳は特定の保育所希望(86人)と育児休業延長(12人)で、いずれも国の待機児童の定義に該当しない。このため、待機児童はゼロになった。

 市は13年度から既存施設の定員増、私立幼稚園の認定こども園移行、認定こども園新設などで定員を約3800人増やし、受け入れ態勢を強化してきた。

 今年度も約300人定員を増やす。年度中に申し込みがあるためで、昨年は4月以降の申し込みが約1300人あった。新規に就職した母親や育休が終わる母親らの申し込みが多い。1歳児は希望が多く、地域間でも偏りがあるため、通年の待機児童ゼロは容易ではないという。(野口拓朗)