[PR]

 南牧村で140年余り続く海ノ口(うみのくち)郵便局。歴代局長を務めた井出家には、多数の郵便資料が受け継がれてきた。その特別展「日本の郵便と歩んだ井出家五代」が、18日から東京都豊島区の「切手の博物館」で始まる。専門家は「日本の近代化を支えた地方局の役割を知る上で、貴重な資料」としている。

 同郵便局は明治7(1874)年、海ノ口の庄屋だった井出三蔵が「郵便取扱所」として開設した。井出家には、「郵便制度の父」と呼ばれる前島密(ひそか)からの任命状が残っている。ただし書きに「当分、自宅を取扱所と称するように」とあり、財力が乏しかった明治新政府が各地の有力者を頼みに整備を進めたことがうかがえる。

 三蔵から数えて5代目の井出新九郎さん(77)=佐久市=によると、三蔵は自宅の座敷を改装して業務を始めたが、経営は苦しかった。当時の集配記録を見ると、開業時の配達は月に2通で、その後も10通前後の月が続く。「普通の会社なら倒産。私財を投じ、手探りで未知の仕事に道筋をつけていったようです」

 海ノ口は佐久甲州街道の道中に…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら