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 サッカー日本代表のハリルホジッチ前監督(65)から西野朗新監督(63)への電撃交代。一夜明けた10日、日本代表の選手や西野監督を知るメンバーが様々な思いを口にした。

杉本「ガンバのイメージしか…」

 西野監督と言えば、「マイアミの奇跡」。1996年アトランタ五輪でブラジルを破った日本サッカー史に残る一戦だが、日本代表のFW杉本健勇(セ大阪)は当時、まだ3歳。「記憶にないというか、知らんもん。だって、サッカーしてへんもん。小4くらいでサッカー始めたから」と笑うが、「ガンバ(ガ大阪)の監督をしてて、ガンバが強かったイメージしかない。ワールドカップ(W杯)のメンバーも全然分からんし、ここから一試合一試合が勝負」と言葉に力を込めた。

 数少ない国内組で代表レギュラーのMF山口蛍(セ大阪)はハリルホジッチ前監督への思いが先に口をついた。「W杯に導いてくれたことに変わりはないし、自分自身も結果を残せなかった責任は感じている」。西野監督については、「接点がないんで、分からないです」と言葉少なだった。けがからの代表復帰を目指す清武弘嗣(セ大阪)は11日の川崎戦でベンチ入りが濃厚だ。清武は「もう一回、明日からスタート。自分の願望としては、日本代表はW杯で結果を出してほしいという気持ちが強い。その中に自分がいれれば、いい」。

遠藤は「いい思いさせてもらった」

 西野監督が2002年から10年間にわたって指揮したガ大阪。攻撃的なパスサッカーで05年にJ1初優勝、08年にはACL制覇を成し遂げた。

 その中心として活躍したMF遠藤保仁は「一番長くやった監督で、いい思いも一緒にさせてもらった」と当時を振り返り、「だれを基準にするかはわかんないけど、長年やって数多くのタイトルを獲得したんでね」とその実績に太鼓判を押した。自身はW杯を3回経験したが、「直前の監督交代は経験がない。だれが見ても難しいミッション。西野さんの経験したことをぶつけることに期待したい」とエールを送った。西野ガンバで守備の要として活躍したガ大阪U23(23歳以下)の山口智ヘッドコーチは「よく引き受けたなと思った」と驚いた様子。「ぶれない監督でシンプルに攻撃的にいくというイメージがある。短い期間でどうやって西野さんの色を出すか楽しみ」(岩佐友、大西史恭