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 水玉、花柄、モジャモジャの毛付き……。東京・六本木の国立新美術館で11日、全国八十数カ所の織物産地で作られた布を使ったこいのぼり319匹の展示が始まった。テキスタイルデザイナー須藤玲子さん(64)が鹿児島県の奄美大島から山形県まで各地の職人らと力を合わせて作った素材で、須藤さんは「日本では奥深く手の技が入った布が作られていることを伝えたい」と話す。

 須藤さんはフランスの展示デザイナー、アドリアン・ガルデールさん(45)や、日本のエンジニア集団「ライゾマティクス」の齋藤精一代表(42)と協力。天井高8メートルの空間にこいのぼりを設置した。光などの効果で、天井のあちこちが揺らいで見え、幻想的だ。

 「こいのぼりなう! 須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション」展は5月28日まで、火曜休館。無料。問い合わせはハローダイヤル(03・5777・8600)。(編集委員・高橋牧子)