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 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の陸上自衛隊の活動報告(日報)が防衛省情報本部で9日に新たに見つかった問題で、電子ファイルのタイトルに「注意」「日報」などと明示されていたことがわかった。防衛省が10日、明らかにした。同省は日報の存在に気づいていた職員がいる可能性があるとみて、報告されなかった経緯を調べる。

 情報本部にあった日報は1年分以上。同省が一例として明らかにした2016年7月8日分のファイル名は「【注意】日本隊日報第1636号(8日)(金)」だった。

 この日は首都ジュバで銃撃戦が激しさを増し、自衛隊の宿営地から断続的に射撃音を確認。翌9日付の日報には「戦闘が生起した模様」と明記されていた。同省は同年10月に受け付けた情報公開請求に対し、これらの日付を含む日報を「廃棄した」として開示せず、問題になった。

 これらの文書は共有フォルダーに保存されていたが、行政文書としては登録されていなかった。小野寺五典防衛相の方針を踏まえて各部署が探し、画像地理部で6日、分析部で9日に確認された。(古城博隆)