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経営者:田中大貴さん(32)

 800年以上続く宇治茶の産地として知られる京都府和束町(わづかちょう)。山肌に茶畑が広がる集落で、カフェを併設した会社「D(ディー)―matcha(マッチャ)」を営む。その名に込めた通り、日本茶の茶葉を自ら栽培して緑茶のほか菓子などに加工し、国内外で販売する。訪日外国人客を茶畑に案内し、茶摘みを体験してもらうツアーも開催。「毎日が刺激的で楽しい」。5月には、フィリピンで初の海外店をオープンさせる。

 転機が訪れたのは2015年。米コンサルティング企業の日本法人を退社し、経営学を学ぼうと米マサチューセッツ州の大学に留学。健康志向の高まりから、現地では日本茶ブームが起きていた。しかし、スーパーで茶を買って袋を開けてみると、劣化して黄色くなっていた。味もひどい。「これが日本茶だと思われたくない。日本の『農』で世界と勝負したい」。かつて農学部に在籍したことも縁だと感じ、一念発起した。茶の産地をめぐり歩いた末、和束町へ妻と移り住んだ。

 農家同士が茶の品質を高め合う土壌に魅力を感じる一方で、担い手不足で耕作放棄地も目につくようになった。「フランスのワインと言えば『ボルドー』と生産地名で呼ばれるように、将来的には日本茶の『ワヅカ』を世界ブランドに育てたい」

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