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 10日のニューヨーク株式市場は、中国の習近平(シーチンピン)国家主席が市場開放を進める考えを示したことを好感し、大企業でつくるダウ工業株平均が大幅に続伸した。終値は前日比428・90ドル(1・79%)高い2万4408・00ドルだった。

 国際経済会議で演説した習氏は金融業などの外資出資規制の緩和や、自動車輸入関税の引き下げなど幅広い市場開放策を打ち出した。米中が本格的な「貿易戦争」に突入しかねないとの懸念が和らぎ、中国での売り上げが大きい建機や航空機などを中心に幅広い銘柄が買われた。原油高でエネルギー株も大きく値上がりし、ダウ平均の上昇幅は一時、530ドルを超えた。

 情報流出問題にからみマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)が初の米議会証言に立ったフェイスブック株は、4・5%高と急騰した。証言で新たな悪材料が出なかったことなどで安心感が広がった模様だ。ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数も大幅上昇し、前日比143・96ポイント(2・07%)高い7094・30で取引を終えた。(ワシントン=江渕崇)