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 トランプ米大統領は10日、中国の習近平(シーチンピン)国家主席が市場開放の方針を示したことに対し、ツイッターに「関税や自動車の障壁に関する習主席の親切な言葉にたいへん感謝する」と投稿した。「一緒に大きく前に進めるだろう」とも述べ、歩み寄りの姿勢をみせた。

 ホワイトハウスのサンダース報道官も10日の記者会見で、習氏の対応について「勇気づけられた」と指摘。ただ、「中国側から具体的な行動があるか見守る必要がある」とも述べた。

 トランプ氏は5日、中国の報復に対抗し、1千億ドル(10・7兆円)分の輸入品に関税を上乗せする検討を指示した。だが、その後も習氏への親近感を表明し続け、交渉の扉を開いていることは強調していた。

 習氏は10日、自動車関税の引き下げや知的財産の保護など四つの施策を公表。トランプ氏はツイートで「知財や技術移転についても啓発されたようで感謝している」と述べた。

 トランプ氏の反応に、中国外務省の耿爽副報道局長は11日、「米国側が真剣に判断し、誤りない選択をすることを望む」と述べた。ただ、米国がさらに中国の利益を侵害する行動をとれば、「ためらわず強力に反撃する」と釘を刺した。(ワシントン=青山直篤、北京=福田直之)

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