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 豊田市の猿投神社が所蔵する平安時代の千手観音立像(せんじゅかんのんりゅうぞう、市指定文化財)の修復が終わり、22日まで市郷土資料館(陣中町)で特別公開されている。その後は猿投神社へ戻り、非公開となる予定だ。

 像は高さ167・5センチ。10世紀末に作られた木像で、明治時代以降は猿投神社の山中観音堂で秘仏本尊として安置されていた。市が調査に入った際、汚れて傷みが激しいことがわかり、2年間かけて解体・修復することになった。費用は市からの補助も含めて約440万円。

 修復では、後世に目や口などに塗られた塗料を取り除き、42本ある手のうち両脇の38本の手を正しい位置に付け直した。その過程で、これまでヒノキとされてきた材質がカヤだったことがわかった。担当学芸員は「作られた当初は周囲に木の香りが漂う状態だったのではないか」と話す。

 猿投神社によると、過去に公開…

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