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 芸術家の岡本太郎が手がけた太陽の塔(大阪府吹田市)で、内部公開の入館予約者のドタキャンが続出している。人気が高く、予約が取りづらい状況が続く一方で、予約者の3割が観覧に訪れない日もあった。

 1970年の大阪万博閉幕後、内部は原則非公開だったが、大阪府が展示物を再生し、3月19日から48年ぶりに公開している。閉幕後に行方不明になった第4の顔「地底の太陽」や、生命の進化の過程を表現した「生命の樹(き)」(高さ41メートル)が再生され、塔内を歩きながら見ることができる。

 入館は定員制で、太陽の塔のオフィシャルサイトなどで予約する必要があるが、公開前から申し込みが殺到。当初は1日約1千人の定員だったが、4カ月先まで予約で埋まる人気ぶりで、今月16日から入場枠を拡大して、70人が追加で入館できる措置を取った。イベント時はさらに拡大する。

 しかし、大阪府によると初日から4月9日までの22日間で、予約者約2万8500人に対し、入館したのは8割の約2万2700人にとどまる。連日予約で満員だが、いずれの日も100人以上が訪れず、300人以上が来なかった日も6日あった。

 入館料は当日に窓口で払うため、キャンセルしても費用はかからない。前日までならオフィシャルサイトでキャンセルできるが、当日のキャンセルはできない。入館予約も当日分はできないため、急に空きができても入れない。

 予約は1回に6人分までできるが、申込者は入館時に身分証明書の提示が必要。一度申し込むと1カ月間は再申し込みができない。

 大阪府の担当者は「多くの人に見てもらうためにも、来られないことがわかったら事前にキャンセルしてほしい」と呼びかけている。問い合わせは太陽の塔入館受け付け(0120・1970・89)。(坂本純也)