[PR]

 名古屋城天守木造化を施工する竹中工務店が11日、新天守の耐震性を調べる実験を公開した。同社の研究施設(千葉県印西市)で、天守の一部の実物大模型(高さ約3メートル、幅2・6メートル)に機械で負荷をかけ、一定の傾きに達するまでのデータを集めた。

 今回製作したのは、天井の梁(はり)と柱の接合部。創建時の天守に多く見られた木の組み方で、名古屋城で最大だった場所を直径50センチの丸太(梁)と38センチ角の角材(柱)で再現した。

 機械を使って梁に負荷を加えたところ、0・6度傾くのに約1トンの力がかかった。震度5弱の地震で木造建築にできる一般的な傾きという。

 同社は「想定通りの結果」として、今後さらに強い負荷を加えて調べる。他の接合方法でも模型実験を繰り返し、データを基に天守全体の耐震強度を把握するという。