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 エンゼルスの大谷翔平が大リーグで初めて「申告敬遠」を経験した。

 12日のロイヤルズ戦の六回、2死二塁で打席に向かおうとしたところで、相手ベンチが敬遠を申告。大谷は打席に入ることなく、一塁へ向かった。

 「敬遠はまったく頭になかった。最初は何を言われているかわからなかったけど、『ウオーク、ウオーク』と言われていたので、あ、敬遠なんだなと思った」と大谷。

 七回には2死満塁から右中間を抜く3点三塁打。三塁打も大リーグで初となった。

 この日の相手の先発はケネディ。ダイヤモンドバックスに在籍していた2011年には21勝でナショナルリーグの最多勝に輝いた経験もある右腕で、二回の第1打席は外の直球に手が出ず、見逃し三振。四回の第2打席はつまり気味の左飛に倒れたが、その後の打席で存在感をみせた。

 試合前は、「オオタニ」と声援を送っていた地元在住のレオ君(6)にバットを求められると、気前よくプレゼントした。「悲しそうな顔をしていたので、1本くらいいいかな、と。それで毎日スイングしてくれたらうれしい」。敵地でも小さなファンの心をつかんでいた。(カンザスシティー=山下弘展)