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 2016年度に高齢者への虐待として富山県内の市町村に寄せられた相談・通報は前年度より9件増の310件で、そのうち虐待が確認されたのは、同15件増の204件だったと県が発表した。介護施設の職員らによる虐待が2件(前年度比1件減)、養護者による虐待が202件(同16件増)だった。

 県高齢福祉課によると、介護施設の職員による虐待が認定されたのは、いずれも県東部の施設。80代後半の女性が入所施設で放射線技師から身体的虐待を受けたほか、80代前半の女性が通所施設の職員から介護放棄や心理的虐待を受けたという。市町村が施設に指導を行った。

 家族ら養護者からの虐待の202件で、虐待の種類(複数回答)は、「身体的虐待」が151件(73・3%)と最も多い。「心理的虐待」は89件(43・2%)、「介護等放棄」と「経済的虐待」がそれぞれ29件(14・1%)。虐待したのは「息子」が41・9%、「夫」が22・5%と男性が目立った。同課は「介護に不慣れなことが虐待につながったとみられる」と見ている。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(松原央)