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 25人の黄金色の菩薩(ぼさつ)役が境内に設けた特設通路を進む「二十五菩薩練り供養」が15日、三重県伊賀市長田の西蓮寺で営まれた。この日は午後には雨もやみ、菩薩の面を付けた25人の檀家(だんか)や稚児行列らが、誘導役に伴われて八重桜の散る境内を練り歩いた。

 西蓮寺の練り供養は江戸時代後期に始まったとされる。平安中期の天台宗・恵心僧都が残した『往生要集』が起源とされ、死を迎えた際に菩薩が闇を照らし、極楽浄土へ導いてくれるという信仰を表している。一時途絶えたが、2007年に復活した。

 特設通路の高さが昨年は1・8メートルあったが、菩薩役は面で足元が見えず危険なため、今年は半分の高さ90センチに。参拝客らは、より“身近”になった地蔵や普賢(ふげん)、虚空蔵などの菩薩の行列に手を合わせ、僧らがまく散華を拾っていた。