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 日向市役所の東隣に新庁舎が完成した。震度7に耐える基礎免震構造で、津波浸水対策として土地も約1メートルかさ上げし、防災拠点機能を強化。内外装とも木材をふんだんに使い、その全てが耳川流域の地元産材という。新庁舎での業務は5月1日から始める。

 現庁舎は1964年建設で老朽化が進み、巨大地震対策などが課題だった。

 新庁舎は鉄筋コンクリート造4階建て、延べ床面積約1万1600平方メートルで、広さは現庁舎の1・5倍。現庁舎は解体して駐車場にする。総事業費は55億4500万円。

 非常時は1次避難所として2~4階テラスに計5732人を収容。7日分の発電燃料や3日分(1600人)の飲用水を備蓄する。

 テラスは平時も一般開放するほか、1階市民ホール(約230平方メートル)も5月19日以降は閉庁日も含めて市民活動に使える。

 新庁舎にはスギやヒノキの地元産材327立方メートルを使用。半分は市有林5・7ヘクタールを伐採した。近くのJR日向市駅舎と同様、林業の盛んな日向らしい地産地消の建築物にしたという。

 十屋幸平市長は「災害時に災害対策、救援・復興活動の拠点となる構造。地元の木材を多用したことで親しみとぬくもりを感じてもらえると思う」とのコメントを出した。(吉田耕一)