鳥取)廃線跡トレッキングツアーを定期化 旧国鉄倉吉線
斉藤智子
旧国鉄倉吉線は、鳥取県倉吉市関金町内に残るレール跡がトレッキングコースとして親しまれている。個人で訪れる旅行者が増えていることから、地元の観光協会は今月、これまで年1回程度だったガイド付きの個人向けトレッキングツアーを毎月開催に定期化した。
倉吉観光マイス協会によると、ツアーの道のりは4・6キロ。市関金庁舎を朝10時に出発し、所要時間は約2時間だ。レールの上を歩きながら、大山や蒜山三座を背景に広がる農村風景、空気が緑に染まるような竹林の中を抜け、当時のままのホームが残る泰久寺駅跡や、ツアー限定で公開される山守トンネルをたどることができる。
トレッキングツアーは、2007年から15人以上の団体を対象にスタート。希望に応え、15年からは個人単位で参加できる「オープンデー」を年1回ペースで開いてきた。SNSの流行もあって「竹林の幻想的な風景で写真を撮りたい」などと個人で訪れて地元で道を尋ねる人が増えたことなどから定期開催を決めた。
15日、定期化して初のツア…