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 政府がインターネットの通信事業者に対し、漫画雑誌などを無料で読める海賊版サイト「漫画村」などへの接続遮断(サイトブロッキング)をするよう促す緊急対策を打ち出したことを受け、「あしたのジョー」などで知られる漫画家のちばてつやさん(日本漫画家協会理事長)が14日、自身のサイトで「とても心強さを感じました」とコメントした。一方で「表現者として常に大切にしてきた」表現の自由などを考えると「諸刃(もろは)の剣になりかねない、と危惧してもいます」と複雑な胸中を吐露。「身を引き裂かれるような思いを味わっている」とした。

 マンガ家の国際交流をめざす団体「マンガジャパン」(里中満智子代表理事)も13日、公式サイトで「とても心強い支えだと受け止めた」と評価しつつ、「『表現の自由』を損なう方向につながるのではないかという不安も感じている」とコメントした。

 遮断するためにはネット利用者の通信をチェックする必要があり、憲法が保障する「通信の秘密」や「検閲の禁止」に抵触する恐れがあるとの指摘が出ている。