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 海外の自動車メーカーが小型SUV(スポーツ用多目的車)の新型車を続々と日本市場に投入している。いずれも小回りが利き、デザインにもこだわった「都市型SUV」。若者や女性の需要も狙う。海外勢の参戦で、国内の小型SUV市場は競争が激しくなりそうだ。

 「BMWの新しい小型SUVは30代の単身者、カップル、若者たちを魅了するだろう」。独BMW日本法人のペーター・クロンシュナーブル社長は、16日に東京都内で開いた新車発表会で、そう話した。

 BMWがこの日受注を始めたのは「X2」。小型SUV「X1」の派生車と位置づけるクーペだ。重心を低くした流線形で、車高は153・5センチ。一般的な立体駐車場にとめられる。

 ガソリン車のみで、価格は消費税込み436万円から。エンジンは排気量1・5リットルと2リットルの二つのタイプがある。

 ほかの海外勢も、今年に入って小型SUVの新モデルを続々と発表している。富裕層が多い都市部に照準をあて、狭い道でも運転しやすい小型車の需要増を見込む。

 英ジャガー・ランドローバーは2月、ジャガー「Eペイス」を日本市場に投入した。日本法人のマグナス・ハンソン社長は「Eペイスは走りと実用性を兼ね備えたコンパクトなSUV。日本市場にぴったりだ」と発表会で語った。

 3月にはスウェーデンのボルボが「XC40」の受注を始めた。今年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した小型SUVだ。

 日本自動車販売協会連合会によると、国内での2017年のSUV販売台数は約45万6千台。13年からほぼ2倍になった。17年はトヨタ自動車の小型SUV「C―HR」が約12万台、ホンダの小型SUV「ヴェゼル」が約6万台売れた。(高橋克典)