[PR]

 大分県中津市耶馬渓町金吉(かなよし)の大規模な土砂崩れの発生から1週間を前に、現地対策本部で捜索活動を指揮する中津市や自衛隊、県警、消防の責任者4人が17日、現場近くで報道陣の取材に応じた。二次災害への懸念と悪天候から難航する捜索の現状を説明。一方で、残る安否不明者の一日も早い救出を目指すと誓った。

 現地対策本部の現場指揮隊長を務める小川智靖・中津市消防署長は、現状について「二次災害のおそれもあるが、一日でも早く家族に帰してあげられることを願って捜索している。長期化しないようにしていきたい」と話した。

 この日、現場では断続的に降る雨で捜索活動は中断。「すぐにでも再開したい気持ちでいっぱいだが、隊員を投入して二次災害を起こすわけにはいかない。残念です」と悔しさをにじませた。

 県警の三浦一男・機動隊長は「二次災害の恐れがあり、人海戦術がしづらい。これまでになく前に進まない捜索活動となっている」と指摘。陸上自衛隊別府駐屯地の山田憲和司令も今回の捜索現場を「特異なケース」と分析し、「隊員一丸となり、一刻も早く救出する一心で活動に当たりたい」と話した。(平塚学、柏樹利弘)