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 武田薬品工業が買収を検討するアイルランドの製薬大手シャイアーは16日、がん治療に関する事業を24億ドル(約2570億円)で仏製薬セルヴィエに売却すると発表した。武田はがん分野を新薬開発の強化対象の一つに掲げており、売却は武田のシャイアー買収戦略に影響する可能性もある。

 シャイアーの2017年のがん治療関連の事業の売上高は2億6200万ドル(約280億円)。希少疾患の治療薬に集中するため、がん分野の治療薬や新薬候補などを売却することにした。

 武田は3月28日、シャイアーの買収検討を発表。発表後、シャイアーの株価は上昇し、足元の時価総額は約330億ポンド(約5兆円)で買収すれば日本企業として最大規模になる可能性がある。武田は今月25日までに買収提案するかを公表する予定。武田はがん、中枢神経、消化器の3分野の新薬開発を重点に掲げている。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(ロンドン=寺西和男