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 アスベスト(石綿)が原因とされる肺がんで死亡した男性の遺族3人=長野市=が、国に計1430万円の損害賠償を求めて長野地裁に提訴したことがわかった。

 訴状によると、男性は1967年~69年、県内の断熱材製造会社に勤務し、断熱材の倉庫積み作業や石綿入り保温材の配合作業などに従事した。2015年に石綿肺による肺がんと診断され、17年5月に死亡。労災と認定されたという。

 石綿被害をめぐっては、最高裁が14年10月、国の責任を認める判決を出した。1958年5月~71年4月の間に局所排気装置を設置すべき石綿工場内で働き、石綿粉じんにさらされる作業に従事し、その結果健康被害を受けたなどの一定の要件を満たした場合、国は被害者や遺族が国を提訴し、和解が成立すれば賠償金を支払うとしている。

 

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(田中奏子)