安全性や利便性のため、幅4メートル未満の「狭あい道路」の拡張が急がれているが、道路沿いの住民の協力がないと進められないため、全国の自治体がさまざまな知恵を絞っている。青森県十和田市が取り組んでいるのは、ドローンを使ったサービスだ。
4月中旬の朝、十和田市三本木地区。虫の羽音のような音をたてて、ドローンが約100メートル上空を飛んでいた。
地上には県公共嘱託登記土地家屋調査士協会の高見雅之代表理事(49)。手元のタブレット端末から、シャッター音が2秒に1回、聞こえる。
ドローンは1回のバッテリー…