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 大韓航空の趙顕旼(チョヒョンミン)専務(34)が会議で激高して水の入ったコップを投げつけたという騒ぎについて、韓国警察は17日、暴行容疑で捜査を始めたと明らかにした。趙専務をめぐっては、事件の場面とされる音声テープが韓国メディアで公開され、同社の労組が辞任を求める声明を出した。

 趙専務は3月、ソウルの同社本社での会議の際、水の入ったコップを参加者に投げつけたとされる。警察は出席者への聞き取りから事実関係を確認したという。警察は趙専務への出国停止措置も申請し、ほかのパワハラ疑惑についても捜査するとしている。

 趙専務は、同社などを傘下に収める財閥「韓進(ハンジン)グループ」の会長の次女。姉の趙顕娥(チョヒョナ)元副社長は2014年末にナッツの出し方に激怒し、米ニューヨークの空港で搭乗機を引き返させたとして罪に問われた。

 韓国大統領府が開設するウェブ掲示板「国民請願」には「厳重に処罰しなければならない」「大韓航空から『大韓』という名称を回収してほしい」といった非難の書き込みが相次いでいた。(ソウル=武田肇