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 日本統治時代に朝鮮半島から労務動員された「徴用工」を象徴する像を、釜山の日本総領事館前に設置しようとしている市民団体に対し、韓国外交省は17日までに「像は代替地に設置することが望ましい」とする康京和(カンギョンファ)外相名義の公文書を送った。文在寅(ムンジェイン)政権が、像設置の計画について異議を伝えたのは初めて。

 文書を受け取った市民団体が17日、釜山市内で記者会見して明らかにした。文書で外交省は、在外公館前への像設置は、外交的問題を引き起こす可能性が大きい、と指摘。釜山市内にある徴用工の歴史を伝える国立歴史館前に設置するのが望ましい、とした。

 像の設置をめぐっては、11日の日韓外相会談で河野太郎外相が不適切との立場を伝えていた。ただ市民団体は予定通り5月1日に、総領事館前に設置したいとしている。(ソウル=武田肇)