山口)西は緑、東は裸 山口駅前、異なるイチョウの謎…
金子和史
JR山口駅から北西の県庁方面に向かって延びる県道194号。中心商店街までの約500メートルの道の両端にはイチョウの木が植えられている。新緑の美しい季節、イチョウ並木をめでようと駅前を歩いてみたら、あれれ? 西側の木には若葉が生い茂るのに、東側は葉がまばらで裸の幹が寂しい。幅10メートル余の道路を挟んで、なぜこんなに違うのか。
学校からの帰路で、この道を通る高校1年の磯部颯太さん(15)は「変わった光景。確かに違和感がある」と不思議な表情を浮かべた。数えてみると、ともに40本ほど。東側が少し多いようだ。日当たりや風の強さが道路の両端で大きく違うとは思えない。交通量はさほど多くなく、車の排ガスの影響とも思えない。
「地下水の流路が変わったの…