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 世界的な照明デザイナーの石井幹子(もとこ)さん(79)と長女の石井リーサ明理(あかり)さん(46)親子が9月13・14日の2夜、パリのエッフェル塔に光で日本の美をまとわせる「特別ライトアップ」を企画・プロデュースする。夜空に浮かぶエッフェル塔に太陽が昇り、尾形光琳の燕子花(かきつばた)が咲き乱れる趣向だ(写真はイメージ)。

 17日、東京都内で記者会見を開いた。日仏友好160周年を記念する日本文化紹介行事「ジャポニスム2018」の一環で、パリ市やエッフェル塔の運営会社が特別協力。ライトアップは日没から午前1時まで。同じく9月13日から歌舞伎公演が始まる国立シャイヨー劇場に面した塔の西側に映し出す。

 テーマは「自由と美、そして多様性」。幕開けでは雅楽が流れ、光で白く染めたエッフェル塔に真っ赤な太陽が厳かに昇る。続いて雪を頂く富士や海上に輝く月、満開の桜で表す「雪月花」の投影、尾形光琳作の国宝「燕子花図屛風(びょうぶ)」を光で鮮やかに再現するプロジェクションマッピングと、計10分間にわたる光のページェントだ。

 「燕子花図屛風」の金地のためスタンレー電気(東京)が開発した金色の光のLED投光器など、日本の光技術を結集させる。「通りがかりでも見てもらえるライトアップは大きな扉。今の日本を知って欲しい」と幹子さん。明理さんも「最先端の技術で日本文化を紹介できるのはこの上ない喜び」と話す。(西本ゆか)