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 松山刑務所大井造船作業場(愛媛県今治市)から受刑者が逃走した事件を受け、法務省が再発防止策として、顔認証技術を利用した新システムを導入する方向で検討を始めた。19日にも大手電機メーカーの担当者らと現地を視察し、技術的な問題点を検証するなどし、今年度中の導入を目指す。

 同省によると、この施設に服役している全受刑者の顔を撮影して画像システムで管理。立ち入り禁止区画などに設置されたカメラが受刑者の顔画像を検出すれば、アラームで施設に知らせる仕組みを想定しているという。

 また、逃走された場合に早期に身柄確保できるよう、受刑者本人の同意が得られればGPS(全地球測位システム)端末を装着させることも検討するという。

 松山刑務所大井造船作業場は「塀のない刑務所」として知られる。こうした開放的な施設は、北海道網走市、千葉県市原市、広島県尾道市にもある。(浦野直樹)