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 映画「男はつらいよ」の舞台で知られる千葉県松戸市矢切の田園地帯で浮上した大規模な物流センター構想が、波紋を広げている。業者側は来春にも開発許可を得たい考えだが、市議会や農家の一部からは反対の声が出ている。土地を売るか否か――。地権者の農家の多くは後継者不足に悩み、難しい判断を迫られている。

 3月中旬、矢切は特産の「矢切ねぎ」と春キャベツの植え付け時期を迎えていた。「うちは娘ばかりで、他に後を継ぐものがいない。この際、売ってもいいかな」。農家5代目の男性(54)は漏らした。

 田園の広さは約100ヘクタール。映画の主人公・寅さんの故郷、東京・葛飾柴又から江戸川を挟んで500メートルほどの場所にある。映画の第1作は、寅さんが矢切の土手から渡し船で柴又に帰るシーンで始まる。物流センターの建設予定地は、その田園の中心部にある。

 計画が表面化したのは昨年11月初め。業者側が地権者への説明会を始めた。

 地権者や市が不動産業者から受けた説明によると、総事業費は500億円超。国道6号に近い約15ヘクタールの農地に、地上2階建ての物流倉庫3棟を建設する予定だ。示された農地の買い取り価格は相場の3、4倍で、業者側は来年春には農地転用や大規模開発の許可を取得する考えという。

 計画の背景にあるとみられるの…

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