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 ジェット旅客機「MRJ」を開発する三菱航空機の水谷久和社長は18日、報道機関の共同インタビューに応じ、2017年秋の完了を目指した機体の設計変更作業が続いていることを明らかにした。「20年半ば」としている納入開始の目標時期は「ぎりぎり守れる」とした。

 17年に始まった設計変更の作業について、水谷氏は「時間はかかり気味かもしれないが、進んでいると思っている」と強調した。変更が終わった部品から順次、製造や塗装を始めているという。

 MRJは100席以下の小型機で08年に事業化された。設計変更や検査態勢の不備が露呈し、納入延期を5度表明。当初は13年に初号機を納入する予定だったが、7年後ずれしている。開発に伴うコストが膨らみ、三菱航空機は17年3月期決算で510億円の債務超過に転落した。この点は「いまも昨年の延長線上にある」と述べ、状況が変わっていないことを明かした。解消の手立ては「しかるべきときに色んなことを考える」として明言を避けたが、「グループとして事業を続ける」と強調した。

 また、英国で7月に開かれる世界最大級の航空ショー「ファンボロー航空ショー」で実機を披露し、初めてデモ飛行する考えも示した。(友田雄大)